東京でずっと住んでいた家や、中古で買った戸建てには庭があり、多くの植物が茂っている状態だったとします。庭の手入れが好きなら良いのですが、もう自力ではケアは無理かな、と思っていれば伐採を考えるでしょう。しかし大きな木があったりあまりにも茂っている場合には、自力での伐採も難しくなります。では業者に依頼しよう、と考えるのが自然ですが一体どのくらいの費用がかかるでしょうか?ここでは東京の業者に依頼して庭の伐採をするとき、かかってくる費用について紹介していきましょう。実際に予算を組む時の参考にしてくださいね。

伐採と剪定の違いとは?

庭の樹木を伐採してもらおうとする時、ちょっと待てよ、伐採と剪定はどう違うの?と思う方はたくさんいます。ここでその違いを確認しておいてください。
伐採とは、立木をそのまま1本根本から切ることを指す言葉です。例えば林業においては材木を生産するために伐採を行います。主にチェーンソーや鋸などで行いますが、最近では高性能林業機械「ハーベスタ」を使って作業するところも多くなっています。
一方、剪定とは木の葉や枝を刈り取って、形を整えたり無駄な枝を切って全体のバランスを整えたりすることを目的に行います。見た目を良くすると共に、害虫発生を抑える効果があるのですね。剪定をするタイミングとしては常緑樹であれば3月から4月の間、落葉樹なら10月から12月が良いとされています。
つまり、伐採は木を切り倒して庭を丸裸にしてしまうこと、剪定は木は切らずに枝や葉を切って形を整えることを言うのです。自宅の庭に樹木が林立していたけれど、ここを綺麗にして野菜や花を植える花壇を作りたい、といった要望があるときなどに伐採の依頼をすることになるでしょう。また、そこをつぶして駐車場を作るときなども、木を根元から切る必要があります。

東京での伐採の費用とは

では、東京に住んでいる方が依頼する時にかかる費用は、どのくらいでしょうか?
伐採は1本から申し込むことが出来ますので、木の大きさや本数に応じて必要な人数・重機の有無・時間が変わるために価格は高くなっていきます。また業者によって料金に幅がありますので、見積もりをとるときには必ず複数の業者に依頼するようにしてください。
東京での相場としては、高さ3m未満であれば3000円から5000円、高さが3mから5m以内であれば15000円から18000円、高さ5m以上の大木であれば25000円から30000円となっています。更に、根っこまで抜いて欲しい場合や伐採後の木の回収を依頼する場合、追加料金がかかります。根から抜くのは幹回りが30㎝以内で6000円から10000円、幹の回収では高さ3m未満なら3000円から5000円、根の回収は別に3000円から5000円など、それぞれのサイズや本数でこれも価格が違ってきます。
見積もり依頼を出す時には、最終的にはどうなりたいかを全て話して計算してもらってください。その中でサービス内容や費用に納得できる業者に依頼するようにすれば、不満も起こりません。

伐採は業者に依頼しよう

ちょっとした木の1本2本であれば、自力でやってしまった方がいいと判断する方もいるでしょう。伐採には思う以上にお金がかかり、見積もりをとった時点でやめようかなと考える方も多くなります。それが背丈くらいの細い木であれば、自力ですることも勿論可能です。しかし、初心者がチェーンソーや鋸をむやみに使うのは相当な危険が伴います。また、いくら若く細い木であってもその下敷きになってしまいケガを負ったり、倒れ方が悪くて建物に傷がいってしまうケースもあります。中には敷地からはみ出して他人の家の壁を傷つけてしまうパターンもあり、当然賠償しなくてならなくなるのです。
もしものことを考えると、やはりプロに依頼する方が良いでしょう。信頼できる伐採業者を選べば万が一の時にしっかり保証をしてくれますし、切ったあとの始末もしてくれますのでストレスも少なくて済みます。
DIYが流行っていますが、危険を伴うことはやはりプロに任せることも考えてください。ケガや賠償責任が発生してしまうようなことになれば、悔やんでも悔やみきれませんよ。インターネットでは一括見積依頼が出来るサービスなどもありますので、利用してみてください。

まとめ

伐採とは木を切り倒すことを指します。東京のような家々の間隔が狭く、騒音などが問題になりやすいところでは、庭の伐採も業者に依頼するのがおすすめです。費用は伐採の規模によって違いますが、相場はあります。いくつかの業者に見積もり依頼をし、料金やサービス、説明に納得できる業者に注文するようにしてください。
庭の伐採は費用がこれほどかかるのか、と驚く方も多いですが、後始末など自力では難しいこともしてくれます。理想の形になるためにはどのくらいの費用がかかるのか、業者側としっかり話し合い、納得することが大切ですよ。